創業の動機は融資審査で重視されます

創業の動機

起業の決断には、それぞれ異なるきっかけや想いが含まれています。「もっと自分らしい働き方をしたい」「地域社会に貢献したい」「自身のスキルや経験を最大限に活かしたい」。こうした夢や動機が、経営者としての道を歩み始める原動力となるのです。とはいえ、その夢を具現化するには、多くの準備と計画、特に資金調達が不可欠です。公庫の融資申し込みの際に作成する【創業計画書】には『創業の動機』と『申込人の職歴』の記入欄があります。

創業融資の基本

これから始めようとする事業が『創業の動機』と『申込人の職歴』に親和性があるか？本人が十分なキャリアを積んでその事業にチャレンジしようとしているのか？といったことが問われます。例えば、これまで主に飲食業しか経験してこなかった人がいきなり建設業にチャレンジしようと思っても、一般論としては経験が事業に生かせるとは思えませんよね。形式上いくら詳細にな事業計画書を作成して、金融機関の担当者に完璧に説明できてもこれは机上の空論と呼ぶべきもので、担当者には何ら響かないものになるでしょう。

創業融資から事業の成功を

かつては、事業経験がなくてもフランチャイズ本部から経営指導を受けることで資金調達ができた事例もあったようですが、当事務所ではこのようなご依頼にはお答えできません。〈業界経験なしでも開業可能！〉をうたい文句のＦＣの広告など見かけても、当事務所ではあなたの夢を具体化するためのサポートは不可能ですし金融機関の担当者もそう考えるはずです。