創業融資専門の行政書士
札幌創業支援センター
行政書士髙杉忍経営法務事務所

融資申込みのときに現預金はどれくらいあればいいのか

融資申し込みの時に金融機関は何をみているか

融資申込みのときに現預金はどれくらいあればいいのか

これはいろいろな見方があって、ネットでも様々な情報が出ていますが、

私はご相談者に下記のように説明しています。

①   ざっくりと売上げの2か月分

②   1か月あたりの仕入れを除く経費の3か月分

①   は業種によって幅があるので一概には言えませんがこれだけの現預金を確保できていれ

ば、突然2か月分の売上げが消失してもとりあえず事業は継続できます。

また、その間に原因の分析、対応策を検討し金融機関に相談する余裕ができます。

②   では、月次の試算表(損益計算書)をイメージしていただきたいのですが、売上高の下に

仕入高の記載があり、その差額が粗利(売上総利益)がありますが、そこから人件費を含めた経費の合計額を引いた額、この額の3か月分を確保してほしいということです。

創業したばかりの状況ではなかなか難しいかもしれませんが、私が関与している社長さんは概ねこの指標を維持しています。

次回はこの指標を維持することが何を意味するのか説明していきたいと思います。

NEW ARTICLE
新着記事